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【終活コラム】終活で最初に考えることとは?男女別の視点と“プライベートな整理”の重要性

人生の終盤を見据えて行う“終活”は、近年ますます多くの人が関心を持ち始めている重要なテーマです。

遺言書や財産の整理といった堅いテーマはもちろんですが、実は見過ごされがちで、けれど多くの人が内心気にしているのが「性的なプライバシー」に関する整理、いわゆる“下ネタ的終活”です。

本記事では、男女別の傾向や、実際に何をどのように整理すればいいのか、心の負担を軽くするための具体的な方法まで、踏み込んで解説します。

1. 男性が最初に考えることと“プライベート領域”の整理

財産・遺言・医療の意思表示など基本的事項

男性は終活の初期段階において、財産の把握・遺言書の作成・延命治療などの医療方針について考えることが多く、特に「家族に迷惑をかけたくない」という気持ちが強い傾向があります。

金融資産のリスト化や、死後の手続きの簡略化を重視するケースが目立ちます。

本音では一番気になる“エロ系私物”の整理

とはいえ、多くの男性にとって真に「気がかり」なのは、死後に自分のアダルト系所持品やデジタル遺品が誰かに見つかってしまうことです。

よくある男性のプライベート遺品例

  • アダルトDVD・雑誌

  • PC・スマホのフォルダに保存された動画や画像

  • アダルト系サブスク履歴

  • ラブドールや趣味用品

  • 過去の恋愛相手との私的メッセージ

整理の実践術

  1. クラウド保存ファイルの整理
     クラウドサービス(Google DriveやDropboxなど)に保存しているファイルは、死後も第三者に見られる可能性があります。削除もしくはローカル保存への切り替えがおすすめです。

  2. 信頼できる友人に“処分指令”を依頼
     「何かあったときはこれを処分してくれ」と頼める親友を1人持っておくのは非常に現実的な策です。封筒に「緊急時にこれを見て」とメモを残す人も。

  3. ワンタッチ削除アプリの導入
     自動消去アプリや、ログイン後一定時間経過で全データ削除機能を持つアプリをインストールしておくと、急な事態でも安心です。


2. 女性がまず考えることと“人に見られたくない私物”の整理

女性が重視するのは“感情の整理”と“人間関係の結び直し”

女性は終活を「自分らしく幕を閉じるための準備」と捉える方が多く、部屋の断捨離・家族へのメッセージ・交友関係の清算など、心の整理を重視します。

エンディングノートの作成率も男性より高めです。

意外と多い「女性のプライベート遺品」

女性にも人に知られたくない物や記録は少なくありません。

特に独身女性やバツイチ女性、高齢の一人暮らし女性などは、誰にも言えない思い出を形として残しているケースがあります。

よくある女性のプライベート遺品例

  • セルフケア用品(ラブグッズ)

  • 過去の恋人とのラブレター・写真

  • 日記帳(性的体験や内面の記録)

  • フェティッシュな本やグッズ

  • SNSの裏アカウント・DM履歴

整理の実践術

  1. 「私専用箱」を作る
     鍵付きの箱に自分しか知らない場所で保管。中身は定期的に見直し、不要になったらすぐ処分する習慣を。

  2. シュレッダー処分とスマホ管理の分離
     思い出の手紙や写真などはスキャンしてデジタル保存し、原本はシュレッダー処分。スマホには保存せず、パソコン専用管理にするなど、痕跡を最小限に。

  3. “見られたくない物”リストをエンディングノートに残す
     家族には見せず、信頼できる人にだけ「このリストのモノを私が死んだら捨てて」と託すことで心の負担を軽減できます。


3. デジタル遺品の整理は全世代共通の課題

スマートフォンやパソコンの中には、SNSのアカウント、メール、LINE、購入履歴、クラウドデータなど、膨大な情報が残されています。

性的なものに限らず、遺族に見られて困るプライベートな記録が残っていることは少なくありません。

デジタル遺品対策リスト

  • 各種パスワードを紙に控えて封筒に入れて保管

  • 使用しているSNSとログイン情報を一覧化

  • 「見られたくないアプリ」の消去手順を決めておく

  • 端末ごとに“ロック解除してほしくない理由”を残す


まとめ|終活は“恥ずかしいもの”ではなく、“生き方の整理”である

終活というと「お金」「病気」「お墓」など形式的なものを想像しがちですが、実際には「自分の生き方」や「誰にも言えなかった想い」を整理するための作業でもあります。

下ネタ的なプライベート領域の整理は、誰もが内心では気にしているにもかかわらず、語られにくいテーマです。

しかし、最期に「これだけは見られたくなかった」と後悔を残すより、自分の意思でコントロールできるうちに整理しておくことは、自分自身への最大の配慮であり、家族へのやさしさでもあります。

Posted by ヲワリノイッポ