【終活の基本】終活はどう始める?基本の進め方と注意点
はじめに:終活を始めるべき理由とは?
最近、「終活」という言葉をよく見かけるようになりました。テレビや新聞、自治体の広報誌などでも取り上げられる機会が増えてきたため、関心を持つ方も多いのではないでしょうか。
終活とは、自分の人生の終わりに備えて事前に準備をすることを意味します。
まだ元気なうちに、財産や医療、介護、葬儀に関する希望を整理しておくことで、いざという時に家族が困らずに済むのです。
この記事では、「終活を始めたいけれど、何から始めれば良いかわからない」という方向けに、5つの基本ステップに分けてわかりやすくご紹介いたします。
1. 終活 始め方とは?基本的な考え方
終活とは、「人生の終わりを考え、その準備をすること」です。決して縁起が悪いことではなく、自分と家族の未来を守る前向きな行動です。
【なぜ終活を始めるべきなのか?】
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突然の病気や事故に備えられる
誰にでも、いつ何が起こるかわかりません。元気なうちに希望を伝えておくことで、最悪の事態でも安心です。 -
家族の負担を減らせる
本人の希望がわからないと、残された家族は葬儀や遺産分割などで悩みます。事前に情報があれば、心の負担も軽くなります。 -
自分らしい人生の締めくくりができる
医療・介護の選択、葬儀のスタイルなど、自分の理想を実現するためにも必要な準備です。
つまり、終活とは「自分の想いを形にする作業」なのです。思い立ったらすぐに始めましょう。
2. 終活 始め方の第一歩:エンディングノートの作成
最初におすすめするのが「エンディングノート」の作成です。
これは法的な書類ではありませんが、自分の情報や希望をわかりやすく伝えるための大切なツールです。
【エンディングノートに書く内容】
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氏名や住所、生年月日などの基本情報
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家族・親族・友人などの連絡先
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預貯金口座、保険証券、年金番号などの財産情報
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医療や介護に関する希望(例:延命治療の有無)
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葬儀やお墓の希望(宗派、形式、場所など)
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パスワードやSNSアカウントの整理
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家族へのメッセージ
【エンディングノートの選び方】
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書店や文具店、ネット通販で購入できる
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無料配布している自治体もある
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手作りでもOK(大切なのは「書き残す」こと)
書く項目が多いように見えても、少しずつ進めていけば大丈夫です。
まずは「連絡先」や「医療希望」など、重要度の高い部分から書いてみましょう。
3. 終活 始め方のステップ2:財産の整理と把握
終活において「財産の把握と整理」はとても大切です。
なぜなら、相続の際に家族が困る一番の原因が「どこに何があるかわからない」ことだからです。
【財産の整理で行うこと】
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預金口座や証券口座のリストアップ
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不動産の登記簿確認と所在地の整理
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生命保険や年金などの契約内容を把握
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借金やローンがあれば明記
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クレジットカードや電子マネーの管理
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デジタル遺産(ネット銀行、会員サイトなど)の整理
【財産目録を作るメリット】
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相続の手続きがスムーズになる
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家族が「隠し資産」を探す手間が省ける
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相続トラブルの予防になる
特に近年では、インターネットを使った取引やサービスが増えています。
IDやパスワードがわからずに家族が困るケースも多いため、パスワード管理帳も用意しておきましょう。
4. 終活 始め方のステップ3:医療・介護の希望を明確に
突然倒れたとき、家族が一番困るのは「本人が何を望んでいるかわからないこと」です。
そこで重要なのが、医療や介護に関する希望を事前に伝えておくことです。
【希望を記録しておく項目】
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延命治療を受けたいか、望まないか
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自宅療養か、施設入所か
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認知症になった場合の対応
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信頼できる病院や医師の情報
これらはエンディングノートに書くのも良いですが、より明確にするには「事前指示書(リビングウィル)」や「尊厳死協会」への登録も有効です。
【介護について考えておくこと】
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自分が希望する介護のスタイル(在宅/施設)
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介護費用の準備(年金、保険、貯金)
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信頼できる介護サービスの候補
家族との話し合いが重要です。「私はこうしたい」と素直に話すことが、より良い老後の準備につながります。
5. 終活 始め方のステップ4:葬儀やお墓の準備
自分の最期の迎え方について考えるのは、決して後ろ向きなことではありません。
自分の希望をしっかり伝えることで、家族は安心して見送ることができます。
【葬儀について決める内容】
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葬儀の規模(家族葬/一般葬など)
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宗教・宗派の指定
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会場や参列者への希望
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遺影や遺品、式の進め方
【お墓についての選択肢】
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家族墓、個人墓、納骨堂、樹木葬など
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維持費や管理者の有無
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お墓の場所(地元/故郷/永代供養)
【葬儀社との相談もおすすめ】
生前予約を受け付けている葬儀社もあります。
見積もりを取っておくことで、費用の準備もしやすくなります。
6. 終活 始め方のステップ5:遺言書の作成と相続対策
遺言書は「法的な効力を持つ唯一の文書」であり、相続をスムーズに進めるための最強の道具です。
【遺言書の種類】
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自筆証書遺言:自分で全文を手書きし、署名・捺印する
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公正証書遺言:公証人に依頼し、公証役場で作成する
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秘密証書遺言:内容を秘密にしたまま、公証人に預ける
【遺言書を書く際の注意点】
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財産の分け方を明確に書く
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相続人以外への配慮(例:介護してくれた子ども)
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トラブル防止のために専門家の確認を受ける
また、相続税の対策として生前贈与や保険の活用も検討すると良いでしょう。税理士や司法書士に相談することで、より具体的な計画が立てられます。
まとめ:終活は「今」をより良く生きる準備
終活は、人生の最期に備えるだけでなく、今をより安心して生きるための準備です。
必要な5つのステップを踏むことで、自分の希望をしっかり形にでき、家族の負担も減らすことができます。
【今日からできる終活の始め方】
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エンディングノートを書いてみる
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財産をリストアップする
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家族と医療・介護の話をしてみる
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葬儀やお墓の希望を考える
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遺言書について調べてみる
少しずつで大丈夫です。思い立った今が、始め時です。